タイトルの期間と記事数。南日本新聞を読んで鹿児島オフィスのみんなにシェアした記事の数。1ヶ月30日換算で考えたら1日およそ1.9記事、だいたい2記事くらいずつ気になった地域ニュースをシェアしている計算になる。うーん、多いのか少ないのか。最初に地域ニュースをシェアしたのは遡ったら5月28日だった。毎日こうやって『今日の鹿児島時事』スレを立てている。
「よく知ってるね」の源泉
ぼくは千葉生まれ千葉育ち。鹿児島へは20代前半の頃にIターン移住して現在までに至る。生粋の鹿児島の人間ではない。しかしながら鹿児島で生まれ育った人よりも「よく知っているね」って言われることが多い。これは間違いなく鹿児島の地域情報に目を通し続けてきたからこそだ。
鹿児島に移住したてで地理関係も何も分かってなかった頃は町の唯一の本屋で今はもう廃刊となってしまった『CROWD』でカフェやオシャレどころをチェックしたものだった。『NAME』『TJカゴシマ』『LEAP』なんかもそう。
もちろん地元新聞紙である南日本新聞もなんだかんだとずっと目を通し続けている。地元新聞紙を定点で見続けることの良い点は大きく2つあると個人的に感じている。ひとつ目は『全国ニュースで取り沙汰される時事が鹿児島ではどんな影響があるか』を報じているところ。全国ニュースがワールドだとすればまさしくローカルの視点。これは地方紙にしかできない仕事。ふたつ目は『見続けていると点が線になってくる』というところ。新聞は雑誌じゃないので別に続きモノじゃない。でもぼくたちが昨日から今日そして明日へと連続して生きているように、ニュースもまた連続性がある。「あれがこうなったのか」と自分の中にストックし続けることが大事。
これを継続していると外に出ている時に出くわす様々な立場・属性の人と話をすることになってもストックし続けたネタがその人との会話を盛り上げる一助になることがよくある。ストックし続けるイメージは『千と千尋の神隠し』に登場する『釜爺(かまじい)』。彼は漢方医で壁一面に広がる棚から薬湯の生薬を引っ張り出してきて調合する。自分の頭の中にあの壁一面の棚がある感じ。
まあ、よくどの引き出しにしまったか忘れちゃうことも多いんだけどね。でも地元の昨日から今日そして明日へのグラデーションの色移りをちゃんと観測することには決して無駄はないと思う。みんなも鹿児島を定点観測しよう。
GMOペパボ/鹿児島オフィスAdvent Calendar 2024
この記事はGMOペパボパートナーによる鹿児島オフィスアドベントカレンダー2024企画の一環で書いた記事です。